CEの算数

人工透析の算数02:水の引き算2

さて、除水量計算の2回目です。
今回は、もう少し現実的な数字を使って除水量を計算したいと思います。

除水量 = 開始前体重 ー 基準体重

今回は、ここに2点要素を追加してみたいと思います。

  1. 繰り下がりのある引き算
  2. 小数を含む引き算

前回は、比較的、暗算しやすい値を使ったのですが、今回はちょっと難しい。
プロでも油断したら間違える計算ですよ。

繰り下がりのある引き算

23-17 をやってみましょう。以外と危ない計算です。

今回は、絵で考えてみます。

これを使って、23-17 を絵で表すと・・
コップの数が足りないので、ボトルをコップに分けます。
算数でいうところの「上の桁から10借りてきて」・・です。
返してくれませんが・・。
っていうことで、コップ6個分が消えずに残るので、
23 - 17 = 6 となります。

 

2ケタ分の繰り下がりのある引き算

次に、200ー12 をやってみます。

まずは、100のケタの入れ物を用意しましょう・・。

これで、200ー12 を絵に描いてみると・・
さっぱり、わかりませんね・・・。(汗
とりあえず、ボトルとコップが必要になりそうなので、1缶を分けてみます。

1缶、8ボトル、8コップ残るので、200ー12 = 188 ですね。

計算上は見えにくいのですが、
ボトルのケタでは、コップを10個作るために、1ボトル使っています。
1のケタは、10ー2 ができるのに、
10のケタは、9ー1 と「9が出てくるのは何で?」の答えはこれです。

 

小数を含む引き算

実際に体重を計ると、42.5kgのように小数点が入るのが普通ですよね。
そこで、42.5ー41 をやってみます。

まずは、0.1のケタの入れ物を用意しましょう・・。これで、42.5ー41 を絵に描いてみると・・
計算自体は、小数点が入っても変わりません。
各ケタを混ぜずに計算すると、42.5 ー 41 =1.5 になりますね。

 

では、実際に患者さん相手にやってみましょうか。

(1)基準体重42.5kg、開始前体重43.5kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 43.5kgー42.5kg = 1kg

 

(2)基準体重58kg、開始前体重61.3kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 61.3kgー58kg = 3.3kg

 

(3)基準体重63.2kg、開始前体重65.1kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 65.1kgー63.2kg = 1.9kg

 

(4)基準体重58.3kg、開始前体重60kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 60kgー58.3kg = 1.7kg

うまくできたでしょうか?
次回は、kgを、水の量を表すリットルに変換する方法についてです。