CEの算数

人工透析の算数01:水の引き算

臨床工学技士の業務の1つ
「人工透析」を題材に算数をやります。

人工透析って?

人工透析は、腎臓の機能を失った患者さんに対しての治療です。
腎臓が機能を失うと尿が出なくなります。

尿には、血液からろ過した水や老廃物などが含まれていて、
これが外に出せないと、血液が尿だらけになって死んでしまいます。

そこで、患者さんから注射針で血液を吸い出して、
余分なものを除いて返してあげる治療を人工透析と呼びます。

尿の成分は毎日たまっていきますから、
週3回、4時間くらいかけて血液から尿の成分を洗う必要があります。

人工透析では、どれだけやれば、きれいになったか・・
を判断する必要があります。

一番わかりやすいのが「水の量」。
食事をしたら、水も一緒に取り込まれて、体重が増えます。
増えた分だけ、水が抜けたら浄化完了と考えます。

透析患者さんは、正常状態として「基準体重」が決められます。
治療時に計る体重の「開始前体重」はこれよりも増えるので、
目安とある除水量は・・

除水量 = 開始前体重 ー 基準体重

たとば、
「基準体重」50kgの患者さんが、「開始前体重」55kgに増えていたら・・
55 ー 50 = 5kg を、除水すればいいわけです。

では、試しにやってみましょうか?

(1)基準体重40kg、開始前体重42kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 42kgー40kg = 2kg

 

(2)基準体重65kg、開始前体重68kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 68kgー65kg = 3kg

 

(3)基準体重65kg、開始前体重70kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 70kgー65kg = 5kg

 

(4)基準体重59kg、開始前体重60kgの患者さんの除水量は何kg?

正解

除水量=開始前体重ー基準体重
= 60kgー59kg = 1kg

うまくできたでしょうか?
次回は、少し計算しにくい値で除水量を計算してみたいと思います。